AKB 女性グループ初5大ドームツアー
「AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」(28日、日本武道館)
アイドルグループ・AKB48と姉妹グループ・SKE48、NMB48、HKT48が出演する4日間にわたるコンサート「AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」が28日、東京・日本武道館で最終日を迎え、今夏、女性グループ初の5大ドームツアーを行うことが発表された。7月20日の福岡ヤフオクドームから8月25日の東京ドームまで計11公演を行う。また、メンバーの“人事異動”も発表される“2大サプライズ”で4日間の武道館公演は幕を下ろした。
各グループが死力を尽くして単独公演を行ってきた武道館コンサート。最終日の締めくくりにドデカイ、サプライズが待ち受けていた。
最後の曲「AKBフェスティバル」を前に、ステージ上につるされたスクリーンに東京都知事の猪瀬直樹氏(66)が登場。猪瀬氏の口から5大ドームツアーの開催が発表されると、1万1000人で埋まった客席からは大歓声が上がった。
仰天したのはステージ上にいた206人のメンバーも同様だ。48グループ総監督の高橋みなみ(22)は「え~っ!!」と悲鳴を上げ、左手で額を押さえ、目を潤ませた。つんざくような大歓声の中「いやー、やばいなー…。めちゃくちゃうれしいですね~」と声を震わせ、精いっぱいの声で「うれしいで~す!!」と絶叫した。
7月20日の福岡ヤフオクドームからスタートし、札幌ドーム、京セラドーム大阪、ナゴヤドームを回り、東京ドームで4公演を行い、締めくくる。5大ドームツアーはSMAPやGLAY、女性ではMISIA(34)、安室奈美恵(35)が行ってきたが、女性グループでは初となる。
昨年、悲願だった東京ドーム公演を成功させたが、次の明確な目標は設定されていなかった。高橋は「次は何を目指すのか悩みました。目標がなくて走り続けることは難しい」と総監督という立場ならではの苦悩を吐露。悲願成就から約8カ月。大きな“未体験ゾーン”が示され、「夏までに力をためて楽しい時間を共有したいと思います」と意気込んだ。
札幌以外は、AKBの姉妹グループの本拠地の都市にある。武道館での単独公演を経験したそれぞれのグループにとっては、さらなる飛躍への大きなこやしとなりそうだ。終演後、高橋は「1つ(のドーム)でもなかなか立てないのに…。恐れ多いですが、立たせてもらえるからには、勝負します」ときっぱり。この夏はひと回り大きくなったAKBが、その姿をビッグステージで披露する。