指原が福岡凱旋…センター曲は「音頭」

 AKB48の32枚目シングル(8月21日発売、タイトル未定)の選抜メンバーを決める「第5回選抜総選挙」で初の1位に輝いたHKT48の指原莉乃(20)が13日、福岡・博多のHKT48劇場で凱旋公演を行った。300人のファンから温かく迎えられた指原はセンター奪取を報告し、秋元康総合プロデューサー(55)から総選挙選抜の新曲が「音頭に決まった」というメールが届いたことを明かした。指原は公演終了後に故郷・大分市の実家に帰省。14日には大分市役所を表敬訪問する。 新天地・博多で初ステージを踏んでから約1年。15万を超える票を集め、AKBグループの頂点に立った指原が、博多のファンへ凱旋報告。さらに、ショッキングな自身初センター曲の内容について明かした。

 「移籍して本当に良かったと思います。皆さんあってのセンターなので」という感謝の言葉を口にした後、唐突に「秋元先生から『曲が音頭に決まった』というメールが来ました」と発表。会場が笑いとどよめきに包まれる中、「せっかくならかわいい曲がいいなと思っていた中での『音頭』なので、楽しみにしてください」とアピールした。

 衝撃のメールは公演開始直前に届いた。「ショックでした」と振り返ったが、その気持ちを隠し、「うれしいです。楽しみにしてます。頑張ります」と返信したという。続けて「曲名は『びっくり音頭』です。地方の音頭をモチーフにしたそうです。まだ確定ではないみたいですけど…」とメールの内容を次々に明かし、肩を落とした。

 予感はあった。総選挙翌日、「あややさん(松浦亜弥)が歌うようなかわいい曲がいいんですけど、秋元先生のことだからそうはしてくれないと思う」と話していた。「『日本中の人が踊るといいね』と書いてあったので、そういう狙いがあるんじゃないですか」と、必死に意義を見いだそうとした。

 祝福ムードいっぱいにに包まれた“凱旋公演”のステージ。「『おめでとう』と言われるのはうれしいですね」と喜んだものの、新曲への複雑な思いは最後まで消化できず、「音頭はショックですけど、楽しみです」と言い残し、家族の待つ故郷・大分へと向かった。

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