８月２７日にＡＫＢ４８を卒業する板野友美（２２）が２７日、都内で、ソロ４ｔｈシングル「１％」の発売記念イベント「ＣＬＵＶ　Ｔｏｍｏ．　ＤＡＮＣＥ　ＴＲＩＡＬ　Ｅｄｉｔｉｏｎ」を行った。

　抽選で選ばれた２０００人のファンを前に、同曲など７曲を熱唱。初披露となった中森明菜（４８）の名曲「少女Ａ」を納得がいかず歌い直すなど、「歌」へのこだわりを見せた、ともちんの“卒業カウントダウン”が始まった。

　卒業までちょうど残り１カ月。ソロアーティストとして巣立っていく板野が「歌」への強い思いを体現した。

　「少女Ａ」を歌い終えたときだった。「ちょっと止めて下さい」としゃがみ込み、「リハーサルのときは緊張しなかったのに、なんで本番だと緊張しちゃうんだろう」と苦笑い。「もう１回やってもいいですか？」とファンへ問いかけると、会場からは「頑張れー！！」という大歓声がわき起こった。

　この日歌った７曲のうち、６曲がステージ初披露。ＡＫＢでの８年間の思いを自ら書き下ろした「８ｙｅａｒｓ」を歌う際には、篠田麻里子（２７）が卒業セレモニーを行った２１日の福岡ヤフオク！ドーム公演を振り返った。「自分が１回卒業したテンションになった。自分のときはもう少しリラックスしてできそう」とほほえんだ。

　自ら撮影したデジカメの写真を紹介しながら進行。世界一美しいビーチと言われるイタリア・ラビットビーチの写真を見せ、「卒業して時間が空いたらここに行きたいな」と笑顔を浮かべた。

　約２週間前に前田敦子（２２）とディズニーランドに遊びに行った写真も公開し、「ショーを見て勉強して帰りました」と、ただ遊んだだけでなく卒業後の活動に向けた“予習”にもなったことを打ち明けた。

　歌って踊って完全燃焼の１時間半。「卒業したら自分でグッズとかＭＣとか考えて、いっぱいこういうイベントをやりたい。みんな来てくれますか～！！」と絶叫して締めくくった。ソロ・板野友美の魅力がたっぷり詰まったステージに、ファンは最後まで酔いしれていた。