AKB大島優子、仲間との絆に涙

 AKB48の大島優子(25)がキャプテンを務める「大島チームK」が20日、東京・秋葉原の劇場で、公演「最終ベルが鳴る」の5年ぶりとなる再演の初日を迎えた。

 本番直前の通しげいこを、報道陣に公開。3月の国立競技場ライブで卒業セレモニーを控える大島にとっては事実上、AKBでの劇場最終演目となり、フィナーレでは感極まって、大粒の涙をこぼした。

 すべてのパフォーマンスを終えた瞬間、旅立ちを決めたエースのほおを、光るものが伝った。17曲目のラストソング「支え」は、仲間との絆を歌った公演曲。大島は感極まった様子で、「『大組閣』(24日に発表されるチーム替え)の前にチームKが作り上げた公演を、熱い形で書いていただけたら」と報道陣に訴えかけた。

 劇場公演「最終ベルが鳴る」は、08年5月31日から09年4月4日にかけてチームKの4th公演として上演され、大島も出演。5年ぶりの再演は、大島にとってAKBの劇場最終演目となり、「組閣前に結束しようと、『K魂』を持ってレッスンを重ねました」と“ラスト公演”にかける思いを打ち明けた。

 メンバー紹介が歌詞となっているコミカルソング「16人姉妹の歌」を、自身が長女の設定で、倉持明日香(24)と近野莉菜(20)のトリオで披露。「私がいなくなっても頼むよ、2人とも!!」と“優子イズム”の継承を託し、「最後の最後に色物ユニットができて、いい思い出になりました」と充実感を漂わせた。

 劇場での卒業公演の日程は未定ながら、別れを告げる最終ベルが本拠地に鳴り響く日は、刻一刻と近づいている。

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