ＡＫＢ４８の島崎遥香（２０）が、映画「リング」「仄（ほの）暗い水の底から」などで知られるホラーの名手、中田秀夫監督（５３）の新作（タイトル未定、１５年以降公開）に主演することが３１日未明、ニッポン放送「ＡＫＢ４８のオールナイトニッポン」内で発表された。

　ＡＫＢグループの全員がオーディションを受けた“ホラー総選挙”で“センター”に選抜。深夜にサプライズで告げられたぱるるは、寝ぼけたままで抜てきを喜んだ。

　深夜２時１５分、中田監督から決定を告げられた島崎は、明らかに寝起きだった。サプライズ電話に「え？ん？」を繰り返し、監督を「本物ですか？」と疑う始末。事態をのみ込むと「びっくりしましたけど、うれしいです。頑張ります」と、持ち前の“塩対応”で喜びを語った。

　総勢３００人以上のＡＫＢグループ全メンバーが受けたオーディションで、ＡＫＢのホラー女王に輝いた。１次審査で３１人に絞られ、２次審査ではおびえるなどのホラー用演技を中田監督がチェック。柏木由紀（２３）、松井玲奈（２３）、川栄李奈（１９）、入山杏奈（１８）ら８人が残った最終審査で、島崎が抜てきされた。

　決め手は、下がり眉メークの火付け役ともなった“困り顔”だ。中田監督は選んだ理由を「追い詰められて、悩んだり、叫んだり、ホラー的な表情ができること」と説明。「ダイヤモンドの原石。ゴツゴツとした石から光っているところを取り出してみたいという、監督としての欲求にかられる」と期待した。

　作品は完全オリジナル。昨年、前田敦子（２３）主演のホラー映画「クロユリ団地」をヒットさせた中田監督は「ジャパニーズホラーの枠を飛び越えた、ジェットコースター的な作品にしたい」と意気込んでいる。