前田敦子AKB“復帰”センターで熱唱
ファン投票で選ばれた楽曲を発表、パフォーマンスするAKB48グループの恒例イベント「AKB48リクエストアワー セットリストベスト1035 2015」が21日、東京ドームシティホールで始まった。
OGで歌手・女優の前田敦子(23)がゲスト出演し、高橋みなみ(23)、渡辺麻友(20)らと自身の卒業ソング「夢の河」を熱唱。約4分間だけ“復帰”した。前田がAKBの楽曲を歌うのは2012年8月27日の卒業公演以来、2年5カ月ぶり。
衝撃的なオープニングだった。ファンによるおなじみのコール「A!K!B!48」が起こり、200位の「夢の河」のイントロが流れると、高橋、渡辺、小嶋陽菜(26)、柏木由紀(23)らが登場。しばらくして前田が静かに現れると、会場からどよめきが起きた。
ミニスカート衣装のメンバーに対して、パンツルックの前田は定位置のセンターに立つと「夢の-」を歌いだした。2000人のファンは「ウォー!」と大歓声。間奏で高橋、小嶋らと顔を見合わせてはにかんだ。
1番で2番の歌詞を間違えて歌い、隣の高橋に「間違えちゃった」と苦笑してささやくハプニングもあった。それでも自らを歌った同曲の「夢がかなえたら迎えに来るよ」という歌詞どおり、女優・前田敦子から“あっちゃん”に戻った約4分間を、瞳をうるませながら満喫。終演後は「歌詞間違えちゃったけど、楽しかったです」と振り返った。
前田がグループの曲を歌うのは、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた卒業公演以来。13年8月の札幌ドーム公演にもゲスト出演したが、その時は自身のソロ曲を披露した。
この日は大人AKBとして昨年9月1日まで活動した塚本まり子(38)をはじめ、増田有華(23)、片山陽加(24)も卒業生として参加。200位から171位までが発表された。25日まで計7公演が行われる。