アイドルグループ・ＡＫＢ４８が２日、大阪市内のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）でスペシャルライブを行い、今夏に同所で常駐ライブを行うことを発表した。この日はＡＫＢとして初のＵＳＪでのライブ。グループ総監督の横山由依（２３）、渡辺麻友、柏木由紀（２４）、宮脇咲良（１８）ら人気メンバー１６人が登場したが、最も大きな声援を受けたのはやはり、地元グループであるＮＭＢ４８の山本彩（２２）だった。

　快晴の下での野外ライブ。山本は「こんな青空を見ながら聞いてください」と自身がセンターを務めた楽曲「３６５日の紙飛行機」をパフォーマンスした。大阪を舞台にしたＮＨＫの朝ドラ「あさが来た」の主題歌でもあっただけに、５０００人のファンからこの日一番の歓声がわき起こった。

　常駐ライブでは普段あまり大阪に来る機会がないＡＫＢグループのメンバーが登場する可能性がある。身内が黒船となって襲来する図式だが、山本は「（ＮＭＢが）一番積極的にガツガツやっていきたいと思います」と本家の挑戦を受けて立つ構えだった。

　１日に発表されたＡＫＢ４８の第８回選抜総選挙速報で２万６６８０票を獲得し、４位と好位置でのスタート。１日深夜に更新されたツイッターでは「嬉しさと期待と不安。　でも、誰が何と言おうと　応援して下さる方がいる限り　私は最後まで諦めません　私だって１位目指してるぞー！」とコメントした。他のＮＭＢ勢が苦戦しているだけに、大阪の期待を一身に背負っている形。暫定１位、渡辺の４万２０３４票と差はあるが、総選挙では本家に堂々と挑戦状をたたきつけた。