カトパン昨年11月退社意向 社長慰留も

 フジテレビの亀山千広社長(59)が29日、都内で定例会見を開き、4月末に退社する“カトパン”こと加藤綾子アナウンサー(30)について、慰留をしていたことを明かした。

 退社を聞いたのは11月初頭だった。亀山社長は「メールではなく、本人が訪ねてきて、退社の意向を伝えられました」と説明した。

 「フジテレビの現在の女子アナの顔。仕事に対する姿勢。後輩陣も見習ってほしい」と加藤アナを絶賛する社長は「慰留?当然、いたしました」といい、「いて欲しい…。というのも変だな。彼女がコメントを出したように8年間の自分の区切り。朝2時に起きて、3時前に会社に入る。頭が下がります。本人の意志を尊重すべき。(退社報道が出た時に)心の準備はできていたので、うろたえなかったですね」と慰留したものの、最終的には退社を受け入れた経緯を明かした。

 加藤アナは司会を務める朝の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜、前5・25)は4月1日に卒業するが、「ホンマでっか!?TV」(水曜、後9・00)などその他レギュラー番組は今後も出演を予定している。社長は「彼女を引き続き起用していきたい現場の気持ちはある」と語った。

 亀山社長は昨年7月の定例会見で加藤アナの退社に対して、「全くありません」と当時、浮上した退社報道を否定していた。加藤アナは番組卒業や退社について、「今が一番納得のいく時期。8年間全力で走り続けてきました」と語っていた。

 加藤アナは退職後に女優・篠原涼子(42)らが所属する芸能事務所「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」に同社初のフリーアナウンサーとして所属する。

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