河瀬直美監督 大伴家持の歌でスピーチ
カンヌ国際映画祭の常連である映画監督・河瀬直美氏(45)が、フランス政府から芸術文化勲章「シュバリエ」を贈られ、7日、東京・フランス大使公邸で叙勲式が行われた。
「新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事」と大伴家持の歌でスピーチを始めた河瀬監督は「心新たに、真摯に、いい作品を作り続けることが受章に応えることにつながると思う。その作品が人類にとって意義のあるものであるよう、一歩一歩、歩を進めたい」と瞳を潤ませた。
新作「あん」(6月公開予定)に主演している樹木希林(71)をはじめ、河瀬作品に出演した女優陣も集結した。過去に北野武監督、滝川クリステルらが受章している。