新垣結衣主演の長崎舞台映画に前川清

 歌手の前川清(66)が、女優・新垣結衣(26)の主演映画「くちびるに歌を」(2月28日公開)にシークレット出演していることが26日、分かった。

 東京消防庁の職員役で、新垣演じるヒロインに電話をかける声だけでの出演だ。知らずに見た人はどこに出ていたのかまったく分からない、自身初となる作品への“隠密”参加。ロケ地・長崎県の代表として、必死になまりを消して奮闘したという。

 歌謡界の大ベテラン・前川が、ひっそりと声のみで映画出演していた。声優経験はなく、声だけの出演も初めてという。

 「くちびる-」は、長崎・五島列島の中学校を舞台に、臨時教員の元ピアニスト(新垣)と合唱部の生徒たちがコンクールを目指す感動作。1カ月に及ぶ五島列島ロケなど、長崎を中心に撮影された。

 製作サイドは、ご当地ゆかりのタレントを起用しようと模索。長崎出身の前川が、九州地区の冠番組で同時間帯の視聴率を10%引き上げた“視聴率男”として紹介したデイリースポーツの記事を読み、今なお九州に寄り添い、全国区の知名度を併せ持つ存在としてオファーした。

 前川も快諾。ヒロインに電話してくる東京消防庁の職員を演じたが、慣れないアフレコは苦戦の連続だったという。声だけのため、どうしても長崎なまりの語尾が強調されてしまい、何度も挑戦。一言のみだったが、完成度にこだわり30回のテイクを重ねた。収録終了後は、恐縮しきりだったという。

 それでも三木孝浩監督(40)は「渋く深みのある声で、さすがの説得力でした」と大絶賛。地元のために一肌脱いだ前川は「故郷が舞台の作品に出演できて、光栄に思います」と喜んだ。

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