三谷幸喜氏 初SF!香取が宇宙人役
演劇、映画、ドラマなどで幅広く活躍する三谷幸喜氏(53)が、脚本・監督を務める映画「ギャラクシー街道」(10月公開予定)でSFに初挑戦することが9日、分かった。主演は宇宙人役でSMAPの香取慎吾(38)、香取の妻役で女優・綾瀬はるか(29)を起用。映画「スター・ウォーズ(SW)」シリーズの最新作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」が12月18日に公開されることから、三谷氏は「目指すはSWシリーズ最高興収(132・6億円)超え」とブチ上げた。
三谷氏の初SFは、木星そばのスペースコロニー「うず潮」と地球を結ぶ幹線道路「ギャラクシー街道」の脇にたたずむ小さな飲食店が舞台の、スペースロマンティックコメディーだ。
「SFは絶対いつかやってみたかったジャンルでした」と語る三谷氏は「手作り感満載の宇宙が見てみたい!」と希望、CGではなくセットで宇宙空間を作り上げる。
主人公ノアには香取を指名。米映画「オーシャンズ11」でジョージ・クルーニー(53)が演じたダニー・オーシャンに舞台版でふんした香取に、三谷氏は「香取さんとジョージ・クルーニーには共通するところがあると感じた。今回の役柄はジョージもちょっと入っています」と説明。妻ノエ役の綾瀬については「物を食べる時に、本当に美味しそうに食べるイメージがあります。今回は宇宙一食べ方がかわいいキャラクターになっています」と解説した。
ミュージカル「TALK LIKE SINGING」(2009~10年)以来の三谷作品に、香取は「ワクワクしています!」。三谷作品は映画「ザ・マジックアワー」(08年)以来で、香取との共演は6年ぶりの綾瀬も「奇想天外な三谷さんの作品、今からとても楽しみ!」と、3月開始の撮影に期待した。
三谷氏は「ライバルはもちろん『スター・ウォーズ』!!目指すはSWシリーズ最高興収(132・6億円)超え。目標も宇宙規模でいきたい」と自信満々。監督作「THE有頂天ホテル」(06年)の興行収入60・8億円を超える自己最高記録達成をにらんでいた。