菅田将暉、主演映画で残念なホスト役

 俳優・菅田将暉=すだ・まさき=(21)が、5月16日公開の映画「明烏 あけがらす」にホスト役で主演することが11日、分かった。初のホスト役だが、華やかな夜の世界とは無縁の、アフロヘアで1000万円の借金の返済に追われる情けないホストという設定。これまでにない新たな世界への挑戦に意気込んでいる。

 仮面ライダー役や朝ドラ「ごちそうさん」では心優しき青年、さらには女装と、若くして幅広い役柄を演じてきた菅田が、初めてホスト役に挑戦する。とはいっても、アフロヘアで指名ゼロのさえないホスト。舞台となるのも、華やかな繁華街にはほど遠い品川のとある店という設定だ。

 菅田演じるナオキは、期限が迫っていた借金1000万円を返済し終え、同僚と宴会を開いた。ところが、これは夢の中での出来事。気が付けば期限まで残り時間はわずか。借金返済に追い込まれたナオキと、同僚ホスト、金の払えない女性客、上京してきた父親ら、頼りにならない仲間たちとの12時間をコミカルに描いている。

 映画「HK/変態仮面」「女子ーズ」などを手掛けた福田雄一監督(46)が、以前、脚本を担当した映画「高校デビュー」(11年)での菅田の演技にほれ込み、主演をオファー。福田作品のファンだったという菅田も快諾した。

 撮影は昨年12月に行われたが、コミカルなホストの役に「台本読んだ時に試されてる、これは福田雄一からの挑戦状だと思いました。ワンシーンの中でのセリフ量が半端なかったし、1人語りみたいなところをどうもたせるか、戸惑いました」と振り返った。それでも、「永く愛すべき作品になりました」とコメントしており、俳優として大きな足跡となったようだ。

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