大沢たかお 石原さとみを「男かと思った」ロケ

映画「風に立つライオン」の会見に出席した(左から)石原さとみ、大沢たかお、三池崇史監督=大阪市内
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 俳優・大沢たかお(46)と女優・石原さとみ(28)が25日、大阪市内で行われた映画「風に立つライオン」(3月14日公開)の会見に出席した。

 昨秋には撮影環境が万全でないアフリカ・ケニアで過酷なロケが行われた。食事も現地の料理が中心だったといい、異国の味を聞かれると、大沢と同席した三池崇史監督(54)はややオブラートに包んで話したが、石原は「なんでしょう、毎日、同じ味でしたね」と正直にド直球の回答。「3食、お肉やビーンズがありましたが、味付けもなぜか、私の記憶が正しければ、2週間、1種類の味しか感じられなかったです。どんな味かは表現しにくい」と“料理の鉄人風”に語り、笑いを誘っていた。

 「事前にいっぱい注射を打ったりで、いろいろ不安でしたが、24時間の機内で気持ちを作っていきました」と石原。大沢は竜巻に遭遇したり、ハエとの戦いとなったという現地での石原の様子について「驚くことの連続で、女性には楽でない環境でしたが、なにひとつ嫌な顔をせずに、皆を励ましたりして、一瞬、このひと男かなと思った。ぱっと見たら一応女でしたけど」と振り返っていた。

 同作は、さだまさしの同名曲と、13年に発表した同名小説が原作。実在の医師をモデルに、ケニア国境にある赤十字戦傷病院でへき地医療に従事する日本人医師と看護師らの姿を描く。

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