染谷将太、綾野剛の極悪ボスと死闘

 俳優の染谷将太(22)が、映画「ソレダケ/that’s it」(5月27日公開)に、戸籍を奪われた青年役で主演することが4日、分かった。

 俳優・綾野剛(33)ふんする極悪ギャングのボスと死闘を演じる。クエンティン・タランティーノ監督(51)に影響を与えるなど、ロック映画の鬼才と呼ばれる石井岳龍=がくりゅう=監督(58)の最新作。過去にも石井作品へ主演した染谷と綾野が出演を熱望し、独特の世界観の中で激闘を繰り広げる。

 鬼才の描き出すエキセントリックな世界で、日本屈指の演技派2人が激突する。

 「ソレダケ」は、戸籍を奪われ、社会の底辺で生きる主人公が、闇のディスクを手にしてしまったことから自らの宿命と戦っていく物語。「生きてるものはいないのか」(12年公開)で染谷と、「シャニダールの花」(13年公開)で綾野とタッグを組んだ石井監督が、ロックバンド「ブラッドサースティ・ブッチャーズ」の楽曲から着想を得て完成させたアクション満載の“ロック映画”となる。

 全国約30館と上映規模は決して大きくないが、石井監督のために、売れっ子の染谷&綾野が集結。ガンアクションや拷問を受けるシーンなどハードな撮影を終えた染谷は「ひたすら叫び、嘆き、走り、殴られ、撃ち合い、血まみれになり、また走りました。この映画でロックして、爆裂してください」と劇中のテンションそのままにコメント。ヒゲ面で悪役を怪演した綾野も「さあ、皆さん、どうぞ遠慮なく狂い咲いてください」と手応えを口にしている。

 ヒロイン役で元E-girlsの水野絵梨奈(22)、闇社会の住人役で渋川清彦(40)と村上淳(41)が出演。公開日の5月27日は、13年に急逝したブッチャーズのボーカル・吉村秀樹さんの命日で、全編にブッチャーズの楽曲が使用されている。

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