綾野剛 「新宿スワン」20億円いける!
俳優の綾野剛(33)が30日、都内で主演映画「新宿スワン」の初日舞台あいさつを行った。自身最多となる番組宣伝を展開した勝負作の封切り。映画は全国320スクリーンで公開され、興収20億円が見える好スタートを切った。映画「クローズZERO」シリーズや「ルパン三世」をヒットに導いてきた山本又一朗プロデューサー(67)は「この数字なら十分、続編を作れると思う」とシリーズ化の可能性も示唆した。
山田孝之(31)や沢尻エリカ(29)ら主演級のキャストが並んだ舞台あいさつ。その中心に立つ綾野は「自分にとってこん身の一作。共演者たちも共犯者になってくれ、支えられた作品です。4番バッターが集まってやっているので」と感慨深げに劇場を見渡した。
それもそのはず、本作は所属事務所の社長でもある山本プロデューサーが「綾野がメジャーで男になる作品」と位置づけた勝負作。昨年公開の映画「そこのみにて光輝く」で作品賞を総なめにした綾野が“数字の残せる俳優”であることを証明するため、宣伝も大がかりなものとなった。
綾野は大作映画の主演でも最大級となる約150媒体の取材を受け、テレビやラジオの計26番組に出演。「めちゃ×2イケてる」では10キロ増量に挑戦し、「ホンマでっか!?TV」では加藤綾子アナ(30)にキスをせがまれる姿が話題になるなど、体を張って作品をPRした。沢尻ら“共犯者”たちの協力もあり、映画全体では異例ともいえる250媒体以上の露出があったという。
配給のソニーは「興収20億円が見えるスタート」と発表。一定の数字が見えてきたことで、続編が製作される可能性も出てきた。綾野にとって、新たな当たり役となりそうだ。