女性３人組テクノポップユニット・Ｐｅｒｆｕｍｅの初ドキュメンタリー映画「ＷＥ　ＡＲＥ　Ｐｅｒｆｕｍｅ　ＷＯＲＬＤ　ＴＯＵＲ　３ｒｄ　ＤＯＣＵＭＥＮＴ」が、１０月３１日に日米同時公開されることが１３日、分かった。

　邦画が日本と同じ日に米国でも封切られるのは史上４作目で、ドキュメンタリーとしては初。台湾、メキシコなど米国を含む５カ国での公開が決まっており、南米、欧州へも拡大し最終的には１０カ国以上で上映される見込みだ。

　これまで日米同時公開された邦画は０７年の「ミッドナイト・イーグル」、１０年の「ＲＥＤ　ＬＩＮＥ」「最後の忠臣蔵」の３作。ドキュメンタリー映画としては初めてとなった。劇中にも登場し、昨年の世界ツアーで初上陸したニューヨークとロサンゼルスの２都市で、日本と同じ１０月３１日に初日を迎える。

　Ｐｅｒｆｕｍｅにとって米国は特別な国だ。世界進出を目指したのは、１１年公開の映画「カーズ２」の全世界挿入歌に「ポリリズム」が選ばれ、ＬＡでのワールドプレミアに参加した際、現地ファンから熱烈に迎えられたことがきっかけだった。

　米国の人気はお墨付きで、現地配給プロモーターが、ライブに入れなかったファンにいち早く映画を届けたいと尽力し、同時公開が実現。同プロモーターは「あのスペシャルな瞬間を追体験できることに興奮しています。またアメリカで公演してくれることを望みます」と鼻息も荒い。

　ツアーの裏側に密着し、すっぴん姿や、のっち（２６）の豪快な振り付け間違いなども見られる同作。あ～ちゃん（２６）は「若干恥ずかしいところはありますが、ありのままの私たちを、海外の方にも見届けてもらえること、すごくうれしいです！！」と喜んでいる。

　映画は台湾、香港、シンガポール、メキシコでの公開も決定。さらに南米、欧州へも拡大する予定。昨年の世界ツアーを追った映画が世界中を駆け巡る。