女優の中村玉緒（７６）が１８日、大阪市内で、映画「ポプラの秋」（１９日公開）のＰＲ会見に出席。９７年に死去した夫で俳優の勝新太郎さんへの深い愛情を改めて語った。

　同作では、亡くなった人へ向けた手紙を届ける「天国への郵便配達人」と呼ばれるおばあさん役を演じた中村。勝さんとは「腹が立った時は、直接話すとケンカになるから、いつも手紙で気持ちを伝えてました」と、手紙のやりとりがあったエピソードを明かした。

　さらに、自身が亡くなった際に天国に持って行きたい物を尋ねられると、「何も持って行かない。ただ主人に会いたいだけ。天国にいるか地獄にいるかわかりませんが…」と笑顔。「もし地獄にいるなら、自分も地獄を選びます」と没後１８年を経過しても変わらぬ夫婦愛を示した。