SW公開 白戸家お兄さんも興奮
10年ぶりとなる人気映画シリーズの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が18日午後6時半に全国一斉公開を迎えた。東京・港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズには、約1500人のファンが詰めかけ、登場キャラのコスプレを楽しむ人の姿も見られた。中には、ソフトバンクのCMで“白戸家のお兄さん”として知られるタレント、ダンテ・カーヴァー(38)の姿も。興奮を抑えきれないファンの話を聞いた。
TOHOシネマズ六本木ヒルズの前には初回公開の約2時間前には、登場キャラにふんした観客らが姿を見せ始め、午後6時30分の公開直前には約1500人が集まった。「4歳のころからスター・ウォーズのファン」と語るカーヴァーもその1人で、この日は今作に初登場するフィンの衣装で来場した。「彼と(ヒロインの)レイを応援してます。ニュージェネレーションのキャラクターがどんな活躍をするのか楽しみです」と笑顔。ちなみに、コスプレの費用については「内緒です」とかわされた。
千葉市から来たという大学1年生の女性は、エピソード1のアナキン・スカイウォーカーのコスプレを楽しんでいた。「親が好きだったので、生まれた時からのファンです。まったく違うストーリーになるのか、流れをくんだようになるのかを見てみたいです」と公開が待ちきれない様子だった。
そして迎えた午後6時半。劇場内では、通常、流されるような他の作品の予告編やCMはなく、いきなり暗転し観客が歓声を上げた。作品のロゴが出て再び歓声。そして、最初の字幕が出たところで三度歓声が上がったが、以降はスクリーンを食い入るように見つめた。
初回上映分に入れなかったファンは、ロビーに設置された特製パネルの前で60秒前からカウントダウンを開始。0になると同時に大歓声がわき上がり、雰囲気だけでも全国同時公開の雰囲気に浸っていた。
日本で公開されるのは全国で370館。うち368館が午後6時30分から同時に初回を上映する。TOHOシネマズ六本木ヒルズでは全スクリーンを用いてオールナイトで28回上映される。東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇では午前7時45分から公開を待つファンがいたという。さらに、19日にはTOHOシネマズ新宿でほぼ24時間をかけて52回上映するという。関係者によると、TOHOシネマズとしてこの上映回数は「前例がない」という。
ストーリーについてはベールに包まれた部分が多い中、公開を迎えたスター・ウォーズの最新作。どのような反響を巻き起こすのだろうか。