綾野剛主演映画“日本一悪い”キャスト

 俳優・綾野剛(34)が主演する映画「日本で一番悪い奴ら」(6月25日公開)で、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる02年の「稲葉事件」を題材にした“極悪キャスト”4人が28日、明らかになった。

 綾野演じる北海道警のエース刑事とともに、組織ぐるみの事件ねつ造を続けるスパイ役として、中村獅童(43)、YOUNG DAIS(34)、デニスの植野行雄(34)が出演。綾野にねつ造のイロハを教え込む悪徳先輩刑事役でピエール瀧(48)が存在感を発揮し、異色の犯罪チームを結成する。

 実在の連続殺人事件を基にした「凶悪」で映画賞を総なめにした白石和彌監督(41)の2作目。正義感から裏社会に飛び込み、闇へと沈み込んでいく世界観に、中村の第一声は「公開できるの?」だったという。映画初出演の植野は「自分の顔が怪しくてよかったと人生で初めて思いました」と喜んだ。

 白石監督の前作にも出演したピエールは「今回も悪事を爆笑しながら楽しくやれました」と再びの怪演。監督に「鬼畜監督はやっぱり鬼畜だったね」とニコニコで告げ、狂気の体現を満喫した。2月に完成予定。

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