桃井かおり、ベルリンで福島住人に感謝
ベルリン国際映画祭で13日(日本時間14日)、東日本大震災後の福島を舞台にしたドイツ映画「フクシマ・モナムール」が上映され、出演した女優の桃井かおり(64)、ドリス・デリエ監督らが登壇。観客から盛大な拍手が送られた。
心に傷を持つ若いドイツ人女性が福島を訪れ、震災で弟子を亡くした芸者(桃井)と心を通わせる作品。監督が震災半年後に福島を訪れ、映画製作を構想した。
昨年春、南相馬市の仮設住宅や被災した民家などで撮影。日本での公開は未定だが、桃井は「復興で大変なときに、福島の皆さんにエキストラやボランティアで参加していただいた。作った側の責任として、映画を福島に持ち帰らなければ」と話した。