五代さま人気でスピンオフ制作へ
“五代ロス”で俳優のディーン・フジオカ(35)演じる五代友厚が再登場し、注目を集めた22日放送分のNHKの連続テレビ小説「あさが来た」(月~土曜、前8・00)の平均視聴率が25・3%の高視聴率を記録したことが23日、分かった。ネット上では1日限りの再登場に歓喜の声があふれると同時に、“再・五代さまロス”の悲鳴も交錯。そんな中、五代さま人気を受け、スピンオフが制作されることが明らかとなった。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
“死去”から1カ月、1日限りの五代さま復活は大きな反響となって表れた。22日放送分の25・3%(関西地区は22・9%)は、先週15~20日の週間での平均視聴率23・3%から2ポイントのアップ。11日(25・4%)以来の25%超えとなった。
佐野元彦プロデューサーは「ディーン・フジオカさん、三宅弘城さんの再登場もあって、お楽しみいただけたのではないでしょうか」と高視聴率の要因を分析した。
ただ、出演シーンは1分足らず。波瑠(24)演じるあさの夢の中に現れる設定だった。ファンサイトでは「五代さま一瞬すぎる!五代さま見たい」「ぜひ、スピンオフやって欲しいです」などの、あまりに短い“再会”に、消化不良の書き込みが溢れた。
そんな悲痛な五代ロスの声にNHKが反応。広報部は23日、取材に対し、「(同ドラマの)スピンオフの話が出ていまして、準備を進めています」と明かした。具体的な内容はこれから煮詰めていくとし、詳細は明かさなかったが、「視聴者の方が(五代さま“復活”を)待っているという声も踏まえて」と話した通り、熱いファンの声が後押しとなってスピンオフ企画がスタート。五代さまの再々登場に期待が集まる。
スピンオフの放送日は通常放送が終了する4月2日以降となるとみられる。