最有力のスタローン、オスカー逃し苦笑
「第88回アカデミー賞」(28日、米ロサンゼルス ドルビー・シアター)
助演男優賞は「ブリッジ・オブ・スパイ」(スティーヴン・スピルバーグ監督)でソ連のスパイを演じた英俳優マーク・ライランスが受賞した。有力視されていた「クリード チャンプを継ぐ男」の米俳優シルヴェスター・スタローンはオスカーを逃した。
初受賞のライランスは「いつもストーリーが大好きです。スピルバーグというすばらしい物語を語る人と仕事ができて幸せでした」と笑顔でスピーチし、オスカー像を掲げた。
同部門では、スタローンが出世作「ロッキー」で1977年に主演男優賞と脚本賞の候補となって以来、39年ぶり2度目となるノミネートを果たし、受賞なるか注目されていた。前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞では助演男優賞を受賞し、オスカーの最有力候補とされていたスタローンは、ライランスの名が呼ばれると苦笑いする様子が画面に映し出された。