「太陽にほえろ!」ブルース刑事 又野誠治さん自殺“殉職しなかった男”がなぜ…
【2004年3月25日のデイリースポーツ記事より】
テレビドラマ「太陽にほえろ!」にブルース役で出演した俳優の又野誠治さん(43)=本名成治=が23日に首をつり自殺していたことが24日、明らかになった。又野さんは83年7月から同ドラマにブルース・リーに似ているとして名づけられたブルースという愛称で出演。最近はVシネマなどで活躍、4月には新しい仕事も決まっていた。
「太陽にほえろ!」では殉職せずに最終回まで出演したブルース刑事が、自ら命を絶ってしまった。
警視庁荻窪署の調べによれば、又野さんは23日午後6時40分ごろ、自らが経営する東京・西荻南の飲食店「Aサイン」で首に布を巻きつけた姿であおむけに倒れていた。発見した妻(25)が119番通報し病院に搬送したが間もなく死亡した。
同署は、目立った外傷がなく、室内に争った跡もないことから事件に巻き込まれた可能性は小さいとみて調べていたが、この日午前の司法解剖の結果、頚部(けいぶ)圧迫による窒息死と分かった。
遺書などはなかったが、長さ約130センチの布が柱にくくりつけられていたことなどから、足を地に着けたまま腰をどすんと落とす格好で首をつった自殺と判断。又野さんは23日午前10時ごろまでは、店内で妻と男性の常連客と一緒だったが、「ここで寝る」と1人残ったという。店は22日夜から通常に営業していたが、常連客の話では、又野さんはかなり酔った状態だったという。
又野さんは83年7月から、ブルース刑事として「太陽に―」に出演。最近は飲食店を経営する一方、映画やVシネマなどの仕事をしていたというが、所属事務所によれば「事務所を通しての最後の仕事は2年前のVシネマ」といい、周囲にも「どうして自分には仕事が来ないのか」と漏らしていたという。
又野さんは「コーストガード 救命指令118」の映像化という仕事を控えており、4月にはアメリカで製作打ち合わせをする予定だったそう。事務所関係者は「映像で初めて父親役をするはずでした。破天荒で寂しがり屋でしたが、役を作り込みじっくり作っていくタイプの役者でした。本当に残念」と早すぎる死に衝撃を受けていた。
続きを見る
テレビドラマ「太陽にほえろ!」にブルース役で出演した俳優の又野誠治さん(43)=本名成治=が23日に首をつり自殺していたことが24日、明らかになった。又野さんは83年7月から同ドラマにブルース・リーに似ているとして名づけられたブルースという愛称で出演。最近はVシネマなどで活躍、4月には新しい仕事も決まっていた。
「太陽にほえろ!」では殉職せずに最終回まで出演したブルース刑事が、自ら命を絶ってしまった。
警視庁荻窪署の調べによれば、又野さんは23日午後6時40分ごろ、自らが経営する東京・西荻南の飲食店「Aサイン」で首に布を巻きつけた姿であおむけに倒れていた。発見した妻(25)が119番通報し病院に搬送したが間もなく死亡した。
同署は、目立った外傷がなく、室内に争った跡もないことから事件に巻き込まれた可能性は小さいとみて調べていたが、この日午前の司法解剖の結果、頚部(けいぶ)圧迫による窒息死と分かった。
遺書などはなかったが、長さ約130センチの布が柱にくくりつけられていたことなどから、足を地に着けたまま腰をどすんと落とす格好で首をつった自殺と判断。又野さんは23日午前10時ごろまでは、店内で妻と男性の常連客と一緒だったが、「ここで寝る」と1人残ったという。店は22日夜から通常に営業していたが、常連客の話では、又野さんはかなり酔った状態だったという。
又野さんは83年7月から、ブルース刑事として「太陽に―」に出演。最近は飲食店を経営する一方、映画やVシネマなどの仕事をしていたというが、所属事務所によれば「事務所を通しての最後の仕事は2年前のVシネマ」といい、周囲にも「どうして自分には仕事が来ないのか」と漏らしていたという。
又野さんは「コーストガード 救命指令118」の映像化という仕事を控えており、4月にはアメリカで製作打ち合わせをする予定だったそう。事務所関係者は「映像で初めて父親役をするはずでした。破天荒で寂しがり屋でしたが、役を作り込みじっくり作っていくタイプの役者でした。本当に残念」と早すぎる死に衝撃を受けていた。