筋委縮の難病…篠沢教授、番組で妻・礼子さんに直筆ラブレター
【2012年6月9日付デイリースポーツ紙面より】
テレビ番組「クイズダービー」(TBS系)などで活躍し、現在は筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病と闘う仏文学者の篠沢秀夫さん(79歳)の姿が8日、TBS系「爆報THEフライデー」の中で放送された。
篠沢さんは、09年にALSと診断され、喉に人工呼吸器をつけたため、声を失った。筋肉が萎縮する難病は篠沢さんから手足の自由も奪った。今は口からではなく、直接胃に栄養を投与するため、「胃瘻(胃ろう)」となり、歩くこともできなくなった。かすかに動く指先でパソコンを使い、大好きな翻訳作業を続けている。
ALSと診断された時、医師から余命3~5年と宣告されたという篠沢さんだが、番組には妻の礼子さんとVTRで登場。「ママが家にいてくれるとそれだけで。元気な笑い声を聞かせ続けてね」と結婚48年目の礼子さんにあてた直筆の“ラブレター”をプレゼントした。
感激し、涙ぐむ礼子さんが「妻がいないと困りますか?」「パパが一番大変なのよね。パパ頑張ってね」と語りかけると、うんうんとうなずき、礼子さんを励ますように、両腕を力の限りに動かしてガッツポーズを作ろうとする仕草を見せた。
スタジオで篠沢さんのVTRを見ていた「クイズダービー」司会者で盟友の大橋巨泉は、篠沢さんから「ガンバりましょう」と書かれた直筆の手紙を渡され、「字を書ける力を神様が残してくれている」と感無量の様子だった。
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テレビ番組「クイズダービー」(TBS系)などで活躍し、現在は筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病と闘う仏文学者の篠沢秀夫さん(79歳)の姿が8日、TBS系「爆報THEフライデー」の中で放送された。
篠沢さんは、09年にALSと診断され、喉に人工呼吸器をつけたため、声を失った。筋肉が萎縮する難病は篠沢さんから手足の自由も奪った。今は口からではなく、直接胃に栄養を投与するため、「胃瘻(胃ろう)」となり、歩くこともできなくなった。かすかに動く指先でパソコンを使い、大好きな翻訳作業を続けている。
ALSと診断された時、医師から余命3~5年と宣告されたという篠沢さんだが、番組には妻の礼子さんとVTRで登場。「ママが家にいてくれるとそれだけで。元気な笑い声を聞かせ続けてね」と結婚48年目の礼子さんにあてた直筆の“ラブレター”をプレゼントした。
感激し、涙ぐむ礼子さんが「妻がいないと困りますか?」「パパが一番大変なのよね。パパ頑張ってね」と語りかけると、うんうんとうなずき、礼子さんを励ますように、両腕を力の限りに動かしてガッツポーズを作ろうとする仕草を見せた。
スタジオで篠沢さんのVTRを見ていた「クイズダービー」司会者で盟友の大橋巨泉は、篠沢さんから「ガンバりましょう」と書かれた直筆の手紙を渡され、「字を書ける力を神様が残してくれている」と感無量の様子だった。