無理があった獅童と竹内結子の結婚…母・陽子さんの存在が影響か
【2006年11月9日付デイリースポーツ「井上公造 うわさの壺」】
中村獅童と竹内結子の離婚騒動は過熱する一方だが、そもそも2人の結婚には無理があった。ボクにしてみると「よくここまで持った」というのが本音だ。 まず、獅童の母親・小川陽子さんの存在。陽子さんのステージママぶりは有名だが、それは夫の歌舞伎役者廃業に端を発している。
その悔しさを陽子さんは獅童に向け、愛情を注いで育てあげた。人気俳優となった今日の獅童は、陽子さんにとってかけがえのない作品なのだ。 そんな家に、スター女優である竹内が嫁いでもうまくいくはずがない。スターというのは、まず自分のことを一番に考えるもの。陽子さんの思いと竹内の思いにズレが生じるのは、当然のことだ。
日本の芸能界でステージママというと、美空ひばりや宮沢りえが思い浮かぶ。2人とも結婚生活(りえは婚約)が長続きしなかった一番の原因は、母親の存在だった。普通の母子とは違うステージママならではの感情が、そこには渦巻いていた。 陽子さんサイドは「結子さんは歌舞伎役者の妻としての仕事を何一つしていない」と主張している様子。梨園に嫁いだ富司純子や三田寛子と比較すると、確かにそのとおりだが、竹内の場合、結婚に至る原点が大きく異なる。
富司や三田と違い、竹内はデキちゃった結婚。結婚前に梨園に嫁ぐという意識はなく、その覚悟もできていなかった。竹内にしてみると、たまたま好きになった相手が歌舞伎役者で、子供ができたから結婚しただけなのだ。
これでは、陽子さんが“梨園のしきたり”を振りかざしても、竹内に通じるはずがない。獅童にとっては軽い気持ちの“女遊び”も、結果的には竹内のプライドをずたずたにしただけだった。
ここまでくると、2人がヨリを戻すのは無理な話。最近はマスコミを使っての“代理戦争”の感もあるが、ファンを多く持つ人気者同士だけに、これ以上もめないことが大切だと思うのだが…。