エリザベス女王の衣装、今夏に展示へ
英エリザベス女王が戴冠式の際に着た衣装がロンドンのウェストミンスター寺院で展示されることが決まった。今回の展示では、エリザベス女王が1953年6月2日の戴冠式の際に着た衣装や身に着けていた宝石類だけでなく、エジンバラ公フィリップ殿下の衣装、さらには当時4歳と2歳だったチャールズ皇太子とアン王女の衣装も一般に公開されるようだ。
今回の展示は毎年夏限定のバッキンガム宮殿内部の一般公開の一環として行われる模様で、7月27日から9月29日まで公開予定だ。
展示会のキュレーターを務めるキャロライン・ドゥ・ガトートは「戴冠式60周年記念は、英国皇室の豪華なドレスなどチャーミングな衣装の数々を展示する絶好の機会です」「チャールズ皇太子やアン王女の幼少期の衣装は、エリザベス女王が同時に2児の母親であることを我々に思い出させてくれます」と抱負を語った。
そんなチャールズ皇太子やアン王女の幼少期の衣装は、高級ブティックが並ぶことで有名な西ロンドンのスローン・ストリートにあるミス・ホッジソンが提供した品々だ。同展示会では他にも著名なイラストレーターのジョン・ハッサールの娘ジョアン・ハッサールが制作し、当時チャールズ皇太子が受け取った兵士やライオン、ユニコーンの絵柄で飾られた戴冠式への招待状なども展示予定だ。戴冠式の当時、エリザベス女王の妹にあたるマーガレット王女は年齢が若すぎたため、式典に参加できないでいた。(BANG Media International)