S・メンデス、007最新作の監督辞退

 超大ヒット作『007 スカイフォール』を手掛けたサム・メンデスが24作目となる「007」シリーズ最新作の監督を務めることはないと認めた。先月の英国アカデミー賞(BAFTA)でシリーズ23作目となる『007 スカイフォール』が最優秀イギリス映画賞を受賞したばかりで、24作目となる最新作ではダニエル・クレイグの続投も決まっているものの、サムは現在演劇方面での複数のプロジェクトで多忙を極めているため、マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリらプロデューサー陣からの「惜しみない」オファーを残念ながら断らざるを得ないという。サムはエンパイア誌に「次のボンド映画でも監督をして欲しいというマイケルとバーバラの惜しみないオファーを受けないという決定は本当に辛いものだったよ」「僕のプロとしてのキャリアの中でも『007 スカイフォール』を監督したことは最高の経験の1つだったんだ。でも『チャーリーとチョコレート工場』や『リア王』の演劇のプロダクションとかその他諸々の仕事が入ってて、向こう1年以上はそれらに完全に集中しないといけないんだ」と語った。

 『007 スカイフォール』は全世界で11億ドル(約1029億円)以上の興行成績を叩き出し、イギリス国内では歴代興行収入1位に君臨していることもあり、長寿シリーズとなる同作に新風を巻き込んだことで絶賛されていたサムは以前から次の最新作でも監督を務めるのではないかと噂されていた。

 しかし他方でサムは、将来的には再びボンド映画に復帰する願望も持っているという。「ボンドファミリーの一員になれて本当に光栄さ。だから将来また彼らと一緒に働けたらと思ってるよ」

 来年初頭にもクランクイン予定の「007」シリーズ第24作目には、主役のダニエルの他、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー、レイフ・ファインズらも続投予定だ。

(BANG Media International)

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