J・ビーバー代表曲は別歌手の曲だった
ジャスティン・ビーバーのヒット曲『ネヴァー・セイ・ネヴァー』は、もともと『セクシー・トゥギャザー』というタイトルだったようだ。人生の逆境を乗り越えることを歌った内容でジャスティンの代表曲にもなっている同シングルだが、当初はボーイズバンドNLTの元メンバーであるトラヴィス・ガーランドがソロ活動を始めるにあたってレコーディングした曲だったという。しかも、もとの歌詞には「僕たち2人はとってもセクシーさ/ お互い触れ合ったら夏なんかよりもホットだね/ 他の誰も君みたいにできないよ/ みんな僕たちみたいになりたがってるのさ/ 僕たち2人はとってもセクシーさ」とあり、セクシャルな内容が強調された歌詞だったという。
それに対してジャスティンが歌った『ネヴァー・セイ・ネヴァー』では、「出来ないなんて言わない/ 戦うことをやめたりはしない/ どんなに打ちのめされても、地面に倒れたままなんかじゃない/ 起き上がるんだ、何度も、何度も、何度も/ 出来ないなんて言わない」と健全で前向きなメッセージが歌われている。
当のトラヴィスは今回MTV Newsに「あの曲は僕がメッセンジャーズっていうプロダクションチームと一緒に書いた曲で、『セクシー・トゥギャザー』っていうタイトルだったんだ。でも結局、僕はそれを歌うのをやめたのさ」「だんだん僕向きの曲じゃないって思ってきたから、僕の曲として使わないことに決めたんだ。だから、誰か他の人に渡していいよって言ったのさ。そしたら、僕の歌詞を書き変えて、ジャスティン・ビーバーの映画用にジャスティンに売ったってわけだよ」と事の経緯を説明している。そんなジャスティンのヒットの礎を築いたことになったトラヴィスだが、ジャスティンが曲に感謝するために自分に一度も連絡をしてこなかったことに対して驚いているとも語っている。
その後、同曲はティーンエージャーの間で大ヒットを記録し、曲のタイトルはジャスティンの3Dコンサート映画『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』としても起用されている。
(BANG Media International)