ドウェイン・ジョンソンはボンド映画の悪役を熱望しているようだ。『Ｇ．Ｉ．ジョー　バック２リベンジ』の公開が控えているドウェインは、現在のボンドを演じているダニエル・クレイグと昨年大ヒットした『００７　スカイフォール』の大ファンだそうで、来年初頭にも撮影が行われる予定とも報じられている第２４作目となる「００７」シリーズ最新作で是非ともジェームズ・ボンドと敵対する悪役を演じたいと語っている。ロンドンのレスタースクウェア地区にあるエンパイア・シネマで開かれた『Ｇ．Ｉ．ジョー　バック２リベンジ』のプレミア試写会に出席したドウェインは「『００７　スカイフォール』は映画史上最高のアクション映画の１つだよね。素晴らしいよ。ダニエル・クレイグは大好きさ。俺もボンド映画に出れたらいいね。たぶんボンドの悪役でね」と語っている。

　レスラーから映画俳優に華麗に転身したドウェインだが、祖父の故ピーター・メイビアもレスラーとして活躍しつつ、１９６７年のショーン・コネリー主演作『００７は二度死ぬ』では端役の悪役として出演した経験もあることから、祖父の跡を継ぎたいと思っているようだ。ドウェインは「知ってるかい？俺のじいさんは『００７は二度死ぬ』に出てたんだ。彼はボンドの悪役を演じたんだよ」と続けた。

　今回の『Ｇ．Ｉ．ジョー　バック２リベンジ』をはじめ、人気シリーズ第５弾『ワイルド・スピード　ＭＥＧＡ　ＭＡＸ』などに出演し、停滞気味のアクションシリーズが再び息を吹き返すような役割を担ってきたドウェインは「シリーズを復活させるバイアグラ」的存在などとも揶揄されているが、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーなど往年のアクションスター達が大挙して出演する人気シリーズ第３弾『エクスペンダブルズ３』に出演するにはまだ時期尚早だとも明かした。「『エクスペンダブルズ３』のことかい？まだ俺の出番には早いんじゃないか！俺みたいな爆弾がまだ出る幕じゃないよ」

　そんなドウェインの他にも、今回ロンドンで行われた『Ｇ．Ｉ．ジョー　バック２リベンジ』のプレミアでは監督のジョン・Ｍ・チュをはじめ、エイドリアンヌ・パリッキ、Ｄ・Ｊ・コトローナ、レイ・スティーヴンソン、ジョナサン・プライス、エロディ・ヤンら共演陣がレッドカーペットを歩いている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）