シアーシャ・ローナンにとって、新作ＳＦ映画『ザ・ホスト』への出演は挑戦だったようだ。アンドリュー・ニコルがメガホンを取った同作は「トワイライト」シリーズの著者ステファニー・メイヤーの同名小説の映画化作品で、エイリアンの魂に体を乗っ取られる女の子を演じたシアーシャは、目まぐるしく変わる２つの人格を演じたことが自身のキャリアの中で一番難しかったとＭＴＶに語った。「この役は私にとって挑戦だったわ。でも同時に素晴らしい経験でもあったの。だってあるシーンでは片方の役を演じて違うシーンでは別の役を演じるのよ。それに１シーンの中で２つの役を切り替えたりすることだってあったんだから」「だからこんなことが現実に起こった時には少しは作戦を立てられるでしょうね」。

　同作はソウルと呼ばれる地球外生命体が人間の体に移植されるという世界を舞台にしており、シアーシャ扮する最後に生き残った人類で構成された反乱グループの１人であるメラニーが、ソウルのワンダに乗っ取られながらも最後まで戦うというストーリーだ。１つの体に生きる２人は種族は違えども最終的に人類を救うために手を取り合うことになる。

　そんなシアーシャは「私はこの映画がとても好きよ。撮影のほとんどで私はワンダを演じたわ。素晴らしい役柄なの。彼女は完璧なソウル（魂）を持っていて、ネガティブな感情をほとんど持たないのよ」「だから私は完璧なワンダ役から、正真正銘のファイターで、本当に強欲でよくしゃべる人間の役まで演じきることができたの。この役を得られて本当によかったわ」と振り返っている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）