英エリザベス女王にBAFTA名誉賞
英エリザベス女王が、4日(木)に開かれた英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)主催のBAFTA名誉賞で「史上最も記憶に残るボンドガール」として表彰された。イギリスのウィンザー城で開かれた授賞式で、昨年の夏に開催されたロンドン五輪の開会式でジェームズ・ボンドに扮したダニエル・クレイグと共にカメオ出演を果たしたエリザベス女王は、これまでイギリスの映画及びテレビ業界を積極的に支援してきた功績が称えられ、名誉賞が贈られている。数々のイギリスの映画・テレビスター達が見守る中、BAFTAのジョン・ウィリス会長は、エリザベス女王の映画業界への「惜しみないサポート」に対して称賛を贈りスピーチを行った。「最近でもエリザベス女王はロンドン・オリンピックの開会式にご参加下さり、史上最も記憶に残るボンドガールを演じられました」「今晩この場を借りて私どもから女王に、ささやかながらお返しできることを非常に喜ばしく思っております。BAFTAは、映画およびテレビ業界をこんなにも後援して下さっていることに対して、女王にBAFTA名誉賞を授与致します」「私たちはこの業界を誇りに思うべきです。今晩この場に集まって下さった方々は皆様、様々な才能や独創的な革新力を兼ね備えていらっしゃいます。現代の観客を楽しませ、情報を発信をし、さらには新しい世代にもインスピレーションを与えているのです」
会長のスピーチの直後には、ケネス・ブラナーが「昨年のオリンピック開会式でのセンセーショナルな女王陛下のお姿は今後もずっと私たちの記憶に残ることでしょう」と語って、女王に賞を手渡している。
さらに、米TVドラマ『ホームランド』でお馴染みのダミアン・ルイスが、エリザベス女王には映画の出演依頼が殺到していると語り、その場を和ませていた。「私の業界仲間何人かは、すでにたくさんの脚本を手に今晩この場に出席していて、女王陛下に出演オファーを持ちかけようとしているんです」「しかし女王陛下、お気をつけ下さい。そのオファーのすべての企画がちゃんと資金需要をまかなえているわけではありませんからね」
(BANG Media International)