ジェイ・Z、新曲で共和党議員に反論!
ジェイ・Zが新曲で妻ビヨンセ・ノウルズとの物議を醸したキューバ旅行のことを歌っている。アメリカ政府はキューバへの米国人の観光目的での渡航を禁じているが、ジェイ&ビヨンセ夫妻は今月初めに結婚5周年記念の観光旅行として同国を訪れたため、アメリカ国内の政治家達から強い非難を浴びていた。しかし、ジェイは首都ハバナへの旅行に際し、「ホワイト・ハウスからの許可」を受けていたとして反論している。
自身のブログ、ライフ・アンド・タイムスに新曲『オープン・レター』をアップし、「ハバナの町をアトランタに変えた」と自負するジェイは「ほとんどの政治家が俺に貢献してくれたことなんて絶対ないんだ。俺に嘘をつく以外にね。歴史を歪めてるんだ」と強い批判の言葉を投げかけている。特に米共和党の政治家がジェイ夫妻の渡航の正当性についての調査を要求していることから、今回の新曲で共和党の政治家にジェイなりの反論メッセージを送りつけたようだ。
今回のジェイのキューバへの渡航は同国での教育プログラムを促進する団体によってセッティングされており、米財務省もジェイとビヨンセの渡航許可を出したことを認めている。ジェイは新曲『オープン・レター』の中で「奴らは俺を刑務所に入れて、罰金を分捕りたいんだ/いいさ、なら本当の犯罪を犯してやるよ」「オバマは言った/僕に批判の矛先がいくだろうけど、落ち着け、心配するな/でも批判はもはや無用/俺とビーチでまったりしようぜ」と歌い共和党の政治家を非難し、民主党のバラク・オバマ大統領への政治的コネを吹聴している。
アメリカは1960年代からキューバへの自国民の渡航禁止を定めていて、共産国であるキューバへの経済制裁の一環として法律で同国での金銭支払い行為を禁じている。
(BANG Media International)