マットの主演最新作はアルバム映画化?
マット・デイモンは、主演最新作の『プロミスト・ランド』がブルース・スプリングスティーンのアルバムの映画バージョンになってしまったと考えているようだ。
マット・デイモンは、主演最新作の『プロミスト・ランド』がブルース・スプリングスティーンのアルバムの映画バージョンになってしまったと考えているようだ。同作で主演と脚本を務めたマットだが、脚本を執筆し終えてはじめてブルースが2012年にリリースした最新アルバム『レッキング・ボール』を聴き、そのテーマの共通性に気が付いたという。マットはオブザーバー誌に「『プロミスト・ランド』は、ブルースの新譜のビジュアル的表現だとみなしているんだ。実際、不気味なほど似ているんだよ」「脚本を書き終えるまでそのアルバムを聴いたことはなかったんだけど、プロデューサーのジョン・クラシンスキーと僕がマディソン・スクエア・ガーデンでやってた『レッキング・ボール』の初めてのコンサートを聴きに行って、彼がアルバムの曲を弾いてるのを聴いたら僕は思わず『クソ!これ俺の映画のことじゃないか!』って言っちゃったんだ」と語っている。
そのコンサート直後にマットはブルースに会いに行き、『プロミスト・ランド』との類似を明かしたところ、ブルースは当惑していたという。マットは「コンサートの後にブルースに会いにいくと彼が『今はどんな映画を作ってるんだい?』って聞くから、『あなたの最新アルバムの映画バージョンに似た作品ですよ』って答えたんだ」「そしたら彼は『それは一体全体どういう意味なんだい?』って尋ねるから、『正直僕も分かんないんだ!でも公開されたら是非あなたにも見て欲しいんです。絶対にあなたのアルバムの映画版ですから』って返したんだ」と続けた。
そんなブルースの『レッキング・ボール』はアメリカの南北戦争をテーマにした政治色の強い作品だが、ブルースのことについて尋ねられたマットは「彼ってわざとらしくないんだ。庶民派を装ってる感じがしないんだ。自分の信念を貫いているんだよ。本物なのさ」と続けている。