ラドクリフ、日本の暴力団映画で主演
ダニエル・ラドクリフが新作『トーキョー・ヴァイス』に出演することになった。デッドラインの報道によれば、アンソニー・マンドラーが監督を務める同新作スリラーは日本の暴力団組長の実態を暴いた記者の実体験が基になった作品となり、ダニエルは今回その主人公の記者役を演じるための契約を結んだという。本作は、アメリカ人記者のジェイク・エーデルスタインが東京の新聞社で社会部の犯罪班に配属されて、「日本のジョン・ゴッティ(ニューヨーク・マフィアのドン)」として知られるヤクザの後藤忠政組長によって次第に追い詰められていく姿を描く作品だ。ジェイクは今回の映画化の脚本執筆の際の原作となる回顧録の中で克明に暴力団の実体を記していて、映画ではジェイクが行った取材方法や殺害の脅迫を受けるなど命の危険も顧みずにいかにしてジェイクが組長の実態を最終的に明らかにしたかなどが描かれることになり、緊迫感の迫ったドラマが展開されるようだ。
ジェイク本人もJ.T.ロジャースが手掛ける本作の脚本に監修として参加することになっていて、ル・グリスビー・プロダクションズ製作の下、ジョン・レシャーとアダム・カッサンがプロデューサーを務める。
そんなダニエルが昨年に主演した前作『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』は世界中で1億3000万ドル(約127億円)の興行成績を記録したことでイギリス製ホラー作品として史上最高のヒットを達成して、ダニエルは「ハリー・ポッター」シリーズ終了後初のヒット作を生み出している。さらにダニエルは最近、20世紀フォックスが手掛けるリメイク版『フランケンシュタイン』への出演契約も結んでいる。
他方で、今回『トーキョー・ヴァイス』の監督に抜擢されたアンソニーはリアーナなどのPV監督として有名だ。
(BANG Media International)