タランティーノ「ジャングル・-」が原体験

 クエンティン・タランティーノの映画制作へのアプローチは『ジャングル・ブック』からヒントを得ているという。『ジャンゴ 繋がれざる者』も記憶に新しいタランティーノは特徴ある音楽に乗せたそのダークで強烈なバイオレンス描写で知られているが、幼い頃ディズニー作品『ジャングル・ブック』の虜であったことを今回明らかにしている。ラジオ番組『ザ・ファースト・タイム・ウィズ...』に出演したタランティーノは「(『ジャングル・ブック』は)挿入歌(『ザ・ベアー・ネセシティ』)がかなり重要な役割を果たしていることを目の当たりにした最初の映画だね。本当にすごいと感じたんだ」とその興奮を語った。

 タランティーノは、その経験が自身のトレードマークともいえる視覚効果と音楽の組み合わせによる雰囲気の演出の源となっていることを認めており、同作を映画館で見た思い出を懐かしんでいる。「あのアルバムを持っていて曲を知っているから、よく一緒に歌ったもんさ。父が『いいか、クエンティン、映画に行ったら『ザ・ベアー・ネセシティ』を一緒に歌っちゃだめだぞ、映画館の中なんだからな』って言ってたことを覚えてるよ」「だから僕らはそうしてたんだけど、曲が始まった途端、観客達がみんなが一緒に歌いだしたんだ」

 その多様性に溢れた記憶に残るサウンドトラックで知られるタランティーノだが、エンニオ・モリコーネのような映画音楽の巨匠もこちらから要求していないにも関わらず、作品の提供を受けたことがあるようだ。「小さい頃に彼の曲を初めて聞いたんだけど...ディズニー映画以外で映画館で初めてみた3作品が『ドル箱三部作』だったんだ。っていうのもうちの母がクリント・イーストウッドにぞっこんでね」

(BANG Media International)

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