ローランド・エメリッヒは「インデペンデンス・デイ」をさらにシリーズ化する意向のようだ。１９９６年のウィル・スミス主演作『インデペンデンス・デイ』の続編となる『ＩＤフォーエバー　Ｐａｒｔ　１』『ＩＤフォーエバー　Ｐａｒｔ　２』と仮タイトルがつけられた２作を現在手掛けているローランドだが、今後さらに続編を作り続けていきたいと今回明かしている。ローランドと共同脚本を担当したディーン・デヴリンは、第１作で描かれた地球外生命体による地球襲撃の背景にある神話を将来的に掘り下げていくことで、３部作以上の続編を作っていくつもりだという。

　先日行われたロサンゼルス・タイムズ紙主催のヒーロー・コンプレックス・フィルム・フェスティバルでローランドは「このテーマをまさに僕らはよく話題にしているんだ。そもそもなんでエイリアンが襲撃したのかっていう事実の背景にある神話さ。もっと大きな全体像は何なのかっていうことだよ。群知能と呼ばれるものをよく議論しているんだ。人間の個人化された知能とは違うものとしてね。人間は互いを殺しあったり、戦争をしたりするある意味生態系の中で例外的な存在なんだ。我々には善を信じ敵を倒すという共産国家的精神があるんだよ」「だからそういうテーマと壮大な神話を作り出すことで、たった１個か２個の続編だけでなくって、もっとシリーズ化していきたいって考えているんだ」と語っている。

　そんなローランドがメガホンを取った『インデペンデンス・デイ３Ｄ』は７月に全米公開予定だ。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）