乳房手術のアンジー「支援に感謝」

 乳がんのリスクを高める遺伝子変異が見つかり、両乳房の切除・再建手術を受けた米人気女優アンジェリーナ・ジョリー(37)が2日、訪問先の英ロンドンで、手術の事実を公表してから初めて公の場に姿を見せ「温かい支援に心を動かされ、感謝している」と語った。

 ジョリーは、パートナーの米人気俳優ブラッド・ピット(49)が主演する新作映画「ワールド・ウォーZ」の先行公開のため、ピットと一緒にロンドン中心部の映画館を訪問。

 手術を受けたことを先月公表して以来、「女性に勇気を与えた」などと称賛されたことについて「女性の健康をめぐる議論が広がり、とてもうれしい」と笑顔を見せた。

 ピットはジョリーの決断をたたえ「今回のことは家族の絆を確実に強くしてくれた」と話した。

 ジョリーは2007年に母親を卵巣がんで亡くし、先月下旬にはジョリーと同様の遺伝子変異が見つかっていた母方の叔母が乳がんで死去したばかり。

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