アル・パチーノ「ダイ・ハード」断った
アル・パチーノは『ダイ・ハード』の出演オファーを断ることによりブルース・ウィリスのキャリアを築いてあげたのだそうだ。ブルースの出世作となりその後大ヒットシリーズとなった1988年の第1作で、アルは当時、主人公のジョン・マクレーン刑事役のオファーを受けていたようだ。さらに今回アルは、1977年公開の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でも実際にはハリソン・フォードが演じたハン・ソロ役のオファーを蹴っていたとも明かしている。
2日(日)にロンドン・パラディウムで行われたトークショーでアルは「あの子(ブルース)にキャリアを与えてあげたんだ。他の誰に俺がキャリアを与えたか知ってるかい?『スター・ウォーズ』のハリソン・フォードだよ。俺さえ望めばあの役は俺のだったんだけど、正直脚本の理解に苦しんだってことがあったんだ」と話している。
さらにアルは、リチャード・ギアの名前を世間に知らしめることになった大ヒット作『プリティ・ウーマン』の主役の座も断っていたとまでしている。今ではどの作品も世界的に有名な作品となっていることから、「俺はいい作品を見分ける眼を持ってないんだ」と語り、それらの作品のオファーを断るべきでなかったとユーモアを交えて後悔をみせた。
アカデミー賞に8回もノミネートを受け、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』では主演男優賞まで受賞しているアルだが、今回のトークではやんちゃな幼少期のエピソードも語っている。「9歳の時にタバコを吸ってたし、12歳になるまでにはパイプを吹かしてたよ...まあ、ドラマチックな少年時代だったよ。13か14くらいの時には巡回のおまわりが俺ら子供達に酒をご馳走してくれてたのさ。いい奴だったよ。そのおまわりは『ちょっと飲んでみな』って言いつつ、俺らを見守っててくれたよ。こんなの話してよかったのか分からないけど、もうそいつは警官として働いてないだろうし、ずっと前に引退してるだろうからいいってことよ」
(BANG Media International)