東方神起70万人動員「紆余曲折あった」
韓国人デュオ・東方神起が17日、東京・文京区の東京ドームで全国5大ドームツアー「TIME」の最終公演を行った。日本デビューからの夢だった5大ドーム制覇を成し遂げ、動員数では海外アーティストとして最多となる70万人を記録。ユンホ(27)は「僕らは順風満帆ではなかった。紆余曲折もありました」と目を潤ませ、チャンミン(25)は「夢の時間みたい」と念願達成の感慨に浸った。
05年の日本デビューから8年。思い描き続けてきた夢の“ゴール地点”に立ち、チャンミンは「10年前には遠い夢だった。夢の時間みたいです」と声を震わせた。
4月27日の初日からこの日まで、全国5大ドームを含む6カ所16公演を回った。アジア出身の海外アーティストが5大ドームツアーを開催したのは初めてで、動員数でも昨年自身がアリーナツアーで作った55万人の最多記録(海外アーティストとして)を更新し、70万人を集めた。
最新曲「OCEAN」など全28曲を披露した2人はドームのスケールにふさわしいダイナミックなパフォーマンスでファンを圧倒。MCではチャンミンが「いつ楽しみますか?今でしょ!」と旬のネタで笑わせるなど多彩な表情で魅了した。
ファンからは、完走を祝うサプライズ演出もあった。2色のペンライトでスタンドに浮かび上がったのは、ツアー名「TIME」の文字。「ライブハウスから始まって、今、ここに立つことができている」と夢までの道のりを振り返ったユンホは思わず目を潤ませ「僕らは順風満帆ではなかった。紆余曲折もありました。壁にもぶつかったけど、皆が温かく支えてくれたから今がある」と感謝した。
8月には海外アーティストの単独公演としては初となる日産スタジアムライブが控える。ユンホは「一期一会な今の瞬間を大事にして、最高を目指す。この気持ちは今の東方神起にぴったり」と、まっすぐに夢の向こう側を見据えた。