ジェイ・Z、新曲にニルヴァーナの歌詞
ジェイ・Zが新曲『ホーリー・グレイル』にニルヴァーナの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』の歌詞を使用した。『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』は同バンドのフロントマンであった故カート・コバーンによって書かれた曲だが、今回ジェイは自身の新作アルバム『マグナ・カルタ・ホーリー・グレイル』に収録する『ホーリー・グレイル』でその歌詞の一部を使うため、カートの未亡人のコートニー・ラヴより使用許可を得たそうだ。
『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』では「俺達はここだぞ/俺達を楽しませてくれ/馬鹿みたいだ、感染するぞ」と歌われているが、今回ジェイがジャスティン・ティンバーレイクをコラボ相手に迎えた同新曲では、「俺達はただのエンターテーナー/それに馬鹿ときた/感染だってするんだ」とオリジナルによく似せたパートをサビの部分に使っている。
今回ジェイに使用許可を出したコートニーだが、その決断をカートとの間に生まれた娘のフランシス・ビーン・コバーンが気に入るかは分からないと明かしている。「私はジェイ・Zにあの歌の歌詞を使ってもいいって言ったの。でもフランシスがこのことを知ったら、ビックリ仰天するでしょうね。何て言ったってジェイ・Zは大物だし、私達は友達でもあるのよ。別に親友とかそういうんじゃないけど」
そんな『ホーリー・グレイルの』ではサビ以外の部分では、「ママ、お願いだ、俺をムショから出してくれ/誰も悪くないって分かってるんだ/カート・コバーン/俺が自分でやったのさ」とカート本人についても言及している。さらに同曲ではカート以外にも、MCハマーや故マイケル・ジャクソン、ボクサーのマイク・タイソンなど有名人達の名前が使われている。
(BANG Media International)