スピルバーグが最新作の監督の座を降板
スティーブン・スピルバーグが最新作『アメリカン・スナイパー』の監督の座を降りてしまった。ワーナー・ブラザースはブラッドリー・クーパー主演で今後もこのプロジェクトを進める模様だが、今回降板したスピルバーグとドリームワークス社なしでということになる。どうやらスピルバーグは作品に参加しようとしつつも、正式な契約は交わしていなかったようで、まだ詰めるべき契約条件が残っていたようだ。
本作はクリス・カイル、ジム・デフェリス、スコット・マクイーウェンの共著『ネイビー・シールズ 最強の狙撃手』の映画化作品で、原作ではクリスがテキサスのロデオを乗り回すカウボーイからいかにアメリカ軍史上最多の殺傷数を誇る凄腕のネイビーシールズ隊員になったかが克明に記録されている。
主演のブラッドリー率いる映画制作会社マーチ1が2012年に原作の映画化権を取得していたが、原作者のクリスが今年の2月2日に米テキサス州イーラス郡の射撃場で銃弾を受けて死亡した事件を受けて、それ以降映画化が急ピッチで進められていた。
そんなスピルバーグは本作の他にも、SF超大作『ロボポカリプス』の製作を次回作として進めていたが、こちらの方は製作延期状態に陥っており、現在は人気シリーズ第4弾『ジュラシック・パーク4』の製作に集中しているようだ。
(BANG Media International)