マイケル死の直前に約490億円の借金
マイケル・ジャクソンは死の直前に5億ドル(約490億7000万円)の借金を抱えていたことが分かった。法廷会計士のウィリアム・R.・アッカーマンさんが法廷で証言したところによると、マイケルは生前に豪華な家具や奇抜なアート作品を買い漁っていたことから、なんと1年で3000万ドル(約29億円)もの借金の利子を支払う羽目になっていたようで、過去の複数のツアー収入でもそれをカバーできなかったという。
ジャクソン一家がマイケルの死を巡ってコンサートプロモーターのAEGライブを訴えている裁判で、12日(月)にAEG側の証人として法廷での証言を求められたアッカーマンさんは陪審員達に対して、生前のマイケルが旅行、チャリティーへの寄付、他人へのプレゼント、「高価なジュエリー」などにお金を湯水のごとく浪費していたと説明している。「マイケルは収入以上の浪費をしていました。その結果として、利子の支払いだけでもばかにならず、それが最大の支出になってしまったのです」「1年間だけでも、マイケルは収入以上に1500万(約14億円)から2000万ドル(約19億円)も浪費していました」
さらに、マイケルが1988年から2005年まで実際に住み、所有していたネバーランドや他の私有のテーマパークなどでも、園内の動物の世話や敷地内を走る列車などの人件費を含めた各種メンテナンス費用がかさみ、マイケルの懐事情を逼迫してしまったようだ。
実際に、2007年以降は銀行をはじめとした金融機関もマイケルに現金のローンを融資することを止めており、そのおかげで母親のキャサリン・ジャクソンら家族が住む自宅の住宅ローンの支払いも滞るようになってしまったという。アッカーマンさんはロサンゼルスの裁判所で「マイケルの懐はすっからかんになってしまったんです」と証言している。
(BANG Media International)