クリフ・リチャードが１１月１１日に通算１００枚目となるアルバム『ザ・ファビュラス・ロックンロール・ソングブック』をリリースする。米ナッシュビルのブラックバード・スタジオとザ・パーラーでレコーディングされた記念すべき１００枚目となる今回のニューアルバムには、エルヴィス・プレスリーやリトル・リチャード、バディ・ホリーなどのカバー曲が収録されている。

　今回のアルバムについてクリフは「今回の新作は、控え目に言っても音楽史の先駆者であるだけでなく、世界的にチャートのトップにロックンロールを押し込んだミュージシャン達に敬意を示す良いチャンスだったんだ」「あの時代は全く新しく、ものすっごくエキサイティングだったのさ。自分がそれを体験できたなんて嬉しいね！」と話した。

　来月７３歳を迎えるクリフは本国イギリスだけでも２２００万枚を越えるシングル売り上げを誇っており、ＵＫミュージックシーンでの売り上げを集計しているオフィシャル・チャート・カンパニーは５日（木）、「世界的なエルヴィス・プレスリーに次いで、クリフ・リチャードはイギリスの男性ソロ・アーティストとしてこれまで最も成功を収めています」とコメントしている。

　世界的なレコード売り上げは２億５０００万枚にも達すると見込まれているクリフは、５５年に渡るそのキャリアの中で、スタジオアルバム４７枚、コンピレーションアルバム３５枚、ライブアルバム１１枚、サントラ６枚をリリースしてきた。その数もさることながら、５０年間で１０年ごとにＵＫシングルチャートで１位を獲得するという偉業も成し遂げている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）