キアヌ・リーブスが新作クライムスリラー『ザ・クリミナル』への出演依頼を受けている。製作会社ソーラー・フィルムズ・Ｏｙのプロデューサーであるマーカス・セリンによると、キアヌはアンティ・Ｊ・ヨキネンが監督を務める本作で主演としてオファーを受けているという。

　製作予算１６００万ドル（約１６億円）の本作はロシア語とフィンランド語で撮影されることから、出演を決めた場合、キアヌはロシア語をマスターしなければいけなくなることは必至だ。すでにフィンランドのヘルシンキ　、アイルランドのダブリン、ロシアのサンクトペテルブルクの３都市にて撮影が予定されている。また、重犯罪を犯したロシア人とフィンランド人の犯罪者たちに４年間に渡って行ったインタビューを基にした作品になるという。さらにＳｃｒｅｅｎＤａｉｌｙ．ｃｏｍによると、リアリティーを徹底的に追求するため、フィンランド警察の組織犯罪課も事実考証に協力する契約を結んだようだ。アイルランドのサボティカ・フィルムズが共同プロデュースを担当する上、ロシアの製作会社も参加する見込みだ。

　監督のアンティはヒラリー・スワンクを主演に迎え、ジェフリー・ディーン・モーガンやクリストファー・リーなども共演した２０１１年公開作『ストーカー』を手掛けて一躍注目を浴びている。

　そんな国際色豊かな本作への主演が期待されるキアヌは、新作『ジョン・ウィック』でウィレム・デフォーとの共演が決まったばかりだ。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）