末期がんW・ジョンソン、最後のアルバム
ウィルコ・ジョンソンが、ロジャー・ダルトリーと共にラスト・アルバムのレコーディングを行うようだ。手の施しようがない末期の膵臓がんと診断され、余命わずかと宣告されたウィルコは、今月初めに開催されたGQメン・オブ・ザ・イヤーでザ・フーのロジャーと出会ったことがきっかけとなり、ロジャーとタッグを組んで残された限りある日々を過ごそうと考えたという。「医者からは1月に、10月までの余命だと言われたんだ。でも、来年まで延命できるかもしれないともね。だから逝ってしまう前に一緒に何かできないかと思ったんだ」「レコーディングしたい楽曲が幾つかあるんだ。診断された直後に幾つか作曲したんだよ」
ドクター・フィールグッドのオリジナルメンバーやイアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズの元メンバーでもある66歳のウィルコは、手の施しようがない病状であるにも関わらず、今回の新作では陰鬱な曲を作るつもりもなく、楽曲の中でガンに触れることも一切ないと言い切っている。ウィルコはデイリー・ミラー紙に「でも、暗い曲にはしないさ。そういう曲調の楽曲にはしないよ」「僕が思うに、これからも作り続けたいのは悲しいのじゃなくて、楽しい曲だと思うんだ。だから葬式の歌みたいのはやらないよ」と話した。
(BANG Media International)