タランティーノがロジャー監督役で主役

 クエンティン・タランティーノが、ロジャー・コーマン監督の半生を描く伝記映画『ザ・マン・ウィズ・ザ・カレイドスコープ・アイズ』でロジャー役に抜擢されたようだ。タランティーノはジョー・ダンテがメガホンを取る本作で、B級作品の製作を得意とし「低予算映画の王者」としても名を馳せてきたロジャーを演じることになったという。

 本作は、ジャック・ニコルソンが脚本を執筆し、ピーター・フォンダを主演に迎えた1967年公開作で、麻薬によるトリップ体験を描き物議を醸した『白昼の幻想』の製作過程を描くものになる。ロジャー自身は、今回のプロジェクトについて「この作品は私がどのようにLSDについての『白昼の幻想』を1960年代に作ったかというストーリーになるんだ。この作品にはジャック・ニコルソンが脚本家として参加したんだよ。私はLSD経験があるから、その感覚が分かってたんだ」「公開当時は物議を醸したけど、その年のカンヌ国際映画祭に招待された唯一のアメリカ映画でもあったんだ」と語っている。

 元々はコリン・ファースがロジャー役に配役されていたという『ザ・マン・ウィズ・ザ・カレイドスコープ・アイズ』は、現時点で公開日は未定だ。

(BANG Media International)

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