M.I.A.がNFLの罰金要求を一蹴

 M.I.A.がNFLから罰金150万ドル(約1億5000万円)の支払いを求められていることについて、「時間とお金のムダ」だと一蹴している。昨年マドンナが行ったスーパーボウルのハーフタイム・ショーにニッキー・ミナージュらと共にゲスト参加したM.I.A.は、そのパフォーマンス中にカメラに向かって中指を立てたことで議論を巻き起こしていたが、今回NFL側から罰金の支払いを求められている件について、「まったくバカげたこと」だと主張し、自分は「スケープゴート」として身代わりにされ、責任を転嫁されたと真っ向から反論している。

 M.I.A.は23日(月)、オンライン上で自らの主張を展開した動画を公開し、その中で自らのジェスチャーよりも、チアリーダーの未成年の女の子達を肌をあらわにしたセクシーな衣装で登場させたことの方がよほど有害だと指摘している。「10人から15人のチアリーダーが登場したわ。マドンナがインディアナポリスの地元の高校から抜擢した若い黒人の女の子達よ。みんな16歳未満の未成年だったの。彼女達を見たら分かると思うけど、みんなチアリーダーの格好をして、性的に挑発する感じでお尻を激しく振ったり、股を大きく開いたりしてるのが分かるはずよ」「だから私はスケープゴートにされたってことよ。アメリカでは何が問題になるかっていう規準が勝手に変えられちゃったみたいね」「要はそういうこと。時間とお金のムダだわ。大きな組織がいかに馬鹿げたことをしてるかってことね。私に土下座させて、謝らせることで、自分達が私をちゃんと罰しましたって示したいだけよ」

 物議を醸したM.I.A. の件に関しては、放送局のNBCと連邦通信委員会の両者はこれ以上の行動は起こさないと矛を収めているものの、他方のNFL側は昨年3月に米国仲裁協会に訴えを起こしている。

(BANG Media International)

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