カニエ・ウェストが「不測の事態」を理由に、現在敢行中の「イーザス」ツアーで２０日（日）に予定されていたカナダのバンクーバー公演を中止した。今回はカニエにとって、２００８年以来となるソロツアーで、ツアー開始からわずか２日目の公演だった。会場となっていたロジャース・アリーナの公式ウェブサイトには、「今晩のカニエ・ウェストのコンサートは１０月３１日に延期となりました」と発表されている。がっかりしたファンたちからの反応を受けた主催社側は「申し訳ございません。こちらとしても残念です」と返答している。

　今回の延期の原因は、ケンドリック・ラマーがサポーティングアクトとして参加したシアトルでのオープンニング公演の際に、２時間の公演開始の遅れを引き起こしてしまった音響装置などが積まれたトラックの盗難事件によるものと噂されている。初演では、山のセットをバックにカニエがパフォーマンスを披露していて、イエス・キリストの格好をしたパフォーマーがステージに参加していた。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）