DVD収益をウォーカー慈善団体に寄付

 ユニバーサル・ピクチャーズが『ワイルド・スピード EURO MISSION』のDVD売り上げをポール・ウォーカーのチャリティーに寄付すると誓った。大ヒット・アクションシリーズ「ワイルド・スピード」を製作してきたユニバーサルは、これからリリースされる最新作『ワイルド・スピード EURO MISSION』のDVDの収益の一部を、先月30日(土)に車の炎上事故で亡くなった故ポールが2010年に設立したチャリティー団体「リーチ・アウト・ワールドワイド」に寄付するとしている。

 ユニバーサルのドナ・ラングレイ社長は「ポールが逝ってしまったことで、世界は他者のためにその人生を尽くしてきた人間を失ってしまったのです。ポールのご家族や友人、そして彼を愛しているファンの皆様方と同じく、我々も深い悲しみを共有しております」「自然災害を経験され、生活再建を目指す方々に希望を与えるためにポールが設立した非営利組織のリーチ・アウト・ワールドワイドに引き続きの支援を行うことで、弊社は彼の業績を称え、その記憶を生き続けさせるつもりです」と声明を発表している。

 シリーズ第6弾となる『ワイルド・スピード EURO MISSION』でポールは、ヴィン・ディーゼルやドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲスらと共演し、5回目となるお馴染みのブライアン・オコナー役を再演していた。また、次回作となる『ワイルド・スピード 7』のプロダクションも9月に始まっていたものの、製作真っ最中の今回のポールの突然死を受け、スタジオの上層部も処遇を決めかねている状況だ。ポールと友人のロジャー・ローダスが衝突事故で死亡した際、同作のキャストやスタッフは感謝祭で休暇を取っている最中だったという。

(BANG Media International)

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