2作品がGグローブ賞7部門ノミネート
『アメリカン・ハッスル』と『それでも夜は明ける』が来年のゴールデングローブ賞で7部門の最多ノミネートを受けている。デヴィッド・O・ラッセルのクライム映画『アメリカン・ハッスル』は、監督賞、作品賞のほか、エイミー・アダムスが主演女優賞にノミネートされるなど、主要部門で数多く候補に挙がっており、実在したアフリカ系アメリカ人ソロモン・ノーサップが1841年に誘拐され奴隷として売買され、解放されるまでの12年間を描いた伝記映画『それでも夜は明ける』もまた、作品賞をはじめ、キウェテル・イジョフォーの主演男優賞、スティーヴ・マックイーンの監督賞などを含めた7部門にノミネートされている。
その2作品に続いては、ブルース・ダーンの主演男優賞を含む5部門でのノミネートとなった『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』が後を追うかたちとなっており、ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックが共演した『ゼロ・グラビティ』と、ソマリアの海賊に襲撃された船長を描いた『キャプテン・フィリップス』が、それぞれ4部門でのノミネートを果たしている。
キウェテルとともにドラマ部門主演男優賞の授賞を争うのは『マンデラ:ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム』のイドリス・エルバ、『キャプテン・フィリップス』のトム・ハンクス、『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー、『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』のロバート・レッドフォードとなっている。一方で、ドラマ部門主演女優賞の授賞を争うのは『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、『ゼロ・グラビティ』のサンドラ・ブロック、『あなたを抱きしめる日まで』のジュディ・デンチ、『ウォルト・ディズニーの約束』のエマ・トンプソン、『とらわれて夏』のケイト・ウィンスレットだ。
ゴールデングローブ賞はオスカーの前哨戦とされる大事な賞であり、賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会の会員によって投票が行われる。ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが司会を務める第71回ゴールデングローブ賞は、来年1月12日に行われ、米NBC放送によって生中継される。
(BANG Media International)